二枚落ちのポイント
上手陣には大きな弱点がなく、上手の変化球も多いです。攻めと受けの総合的な力が必要となります。プロ相手に二枚落ちで勝てれば初段はあります。
どのような変化になっても大切なことは、飛車角の利きをいかして上手の金銀桂を釘付けにすることです。そして残りの駒だけを相手にするように心掛けてください。金銀桂を釘付けにされた上手の攻めは弱いので、ていねいに受ければ有利を拡大できます。
金銀桂を釘付けにするわかりやすい指し方として、銀多伝定跡 (左図) 、二歩突き定跡 (右図) があります。これら2つの形をイメージしながら指しましょう。攻めるときはどちらも5五や4四の守りが薄いことに注目し、守りの薄い部分をうまく攻める方法を考えましょう。
7手詰ができるようになっていると勝ちやすいです。